2008年11月04日

アイスランド

先ほどトリフォニーホールのホームページを
訪問したところ、11月のアイスランド交響楽団の
来日が中止になったとのお知らせが載っていました。

もしかしたらと思って詳細を読んだところ、やはり、
昨今の金融危機が原因の中止でした。

アイスランドは国家破綻の危険すらある状況なので、
やむを得ないかもしれませんが、このような事情で
文化交流が滞ってしまうのはとても残念なことです。

このようなことが続かないことを祈るばかりです。


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小澤征爾さん

小澤征爾さんが文化勲章を受章されました。

クラシック音楽では山田耕作さん、朝比奈隆さんに
つぐ名誉です。

文化勲章を受章されたからと言うわけではありませんが、
来年、1月の新日本フィルとの演奏会のチケットの抽選
申込をしました。

無事、当選でチケットが買えました。

実は、小澤さんを生で聴くのは初めてです。

曲目は、ハイドンの協奏交響曲とブルックナーの1番です。

どのような演奏会になるか今から楽しみです。


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2008年10月28日

今月の1冊 芥川也寸志「音楽の基礎」

芥川也寸志さんは、芥川龍之介の三男の作曲家です。

高校生の頃、N響アワーの司会・解説をされていたので、
作曲と言うよりは、N響アワーでの面白いお話の方が
印象に残っています。

彼の書いた岩波新書の「音楽の基礎」は、
初版は1971年ですが未だに販売が続いている名著です。

僕がこの本で強く印象に残っているのは、第1章の「静寂」
の項です。

この中で、芥川さんのこのように述べています。

「作曲家が自分の書いた旋律が気にいらないで消し去った
とき、それは、とりも直さずふたたび静寂に戻ることであり、
その行為は、もとの静寂のほうがより美しいことを、
みずから認めた結果である」

「音楽はまず、静寂を美しいと認めるところから出発する」

「音楽の創造とは、静寂の美に対して、音を素材とする
新たな美を目指すことのなかにある」

「音楽の鑑賞にとって決定的に重要な時間は、演奏が終わった
瞬間、つまり最初の静寂が訪れたときである」

この本を初めて読んだ頃、レコードだけでなくN響アワーや
NHKFMのライブ放送を聴き始めた時期でした。

その時、いつも不愉快だったのは、終演後、残響が消えるか
消えないうちにおこる拍手とブラボーの声。

今は随分ましになったように思いますが、当時は例えば
運命の終楽章は、最後のフェルマータが終わっていないうちに
ブラボーが起きていました。

こんなことにイライラする自分がおかしいのかなと思っていた
ときにこの本に出会い、自分が漠然と考えていたことが
明確に書いてあって感激したことを覚えています。

街の中には、あらゆるところでBGMが溢れかえっていますが、
今の日本人は「静寂の美しさ」を忘れかけているのではないかと
時々感じます。

sawada_music at 08:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ! 今月の1冊